ランナー膝

皆さん、こんにちは!

今回はランナー膝についてお話しようと思います!

 

運動中、ランニングをしていて膝の外側が
痛くなったことはありませんか?

 

詳しくは腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)と呼びます。

 

ランニング動作でよく痛みが生じるためランナー膝と呼ばれています。

 

腸脛靭帯炎とは

おしりの筋肉から始まり、脛骨の前外側にある膨らみの場所に繋がっています。

 

膝を伸ばしている時は大腿骨の外側の出っ張り(外側上顆)の前にあるのですが、膝を曲げていくと、30度屈曲したところで外側上顆を乗り越え後ろに移動します。

このときに腸脛靭帯は出っ張り部分にこすれます。

 

長距離のランニングでは腸脛靭帯が何度もこすれることによって炎症を引き起こし、膝の外側に痛みが生じます。

 

ランナー膝

大腿骨外側上顆が大きい、股関節外転筋力が弱い、O脚、回内足(踵が外側へ傾く状態)、腸脛靭帯の伸張性が低いなどの特徴があると発症しやすいと言われています。

 

膝の屈伸を繰り返す運動により起こるオーバーユース症候群ともいえます。

 

初期の頃は運動中や運動を終えたあとに痛みますが、安静にしていると痛みはなくなります。

しかし、悪化すると歩行時や安静時にも膝の外側に痛みを感じるようになります。

 

また、これまで運動していなかった人が急に運動を始める様な場合にもランナー膝は起きやすいです。

これまで運動していなかった為に、股関節外転力が弱く、腸脛靭帯の柔軟性も低いため腸脛靭帯炎を引き起こしやすいのです。

 

ランナー膝の判断は、膝の上部外側を押しながら、膝を曲げた状態から伸ばしてゆくと痛みが出るのが特徴です。

 

治療としては、基本は安静が大事になってきます。

 

炎症が起きているので、アイシングなどで症状を抑えます。

そこから、ストレッチなどの運動療法を行っていきます。

 

生活の中で運動は大事ですが、痛みがある場合は無理せず休むことも大事です。
痛みがある方は1度相談してください!

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