HSP(ヒートショックプロテイン)
HSP(ヒートショックプロテイン)という言葉を聞いたことあるでしょうか?
最近は よくテレビで取り上げられることが多いこの言葉ですがそれは医学的にも証明されています。
日本でも東洋医学で《冷えは万病の元》と言われている通りからだを冷やすと全ての病気にかかりやすいと言われています。
それは体温が低いとガンやウイルスが好む環境下であり循環不良によって様々な悪影響を及ぼします。
今回はそんな冷えによる恐怖を撃退するHSPについて紹介していきます。
HSP(ヒートショックプロテイン)とは
HSPは別名、熱ショックプロテインと呼ばれておりからだの中にあるたんぱく質が熱ストレスの条件下にさらされると出現し、傷ついた細胞を修復してくれるたんぱく質です。
・たんぱく質修復
・免疫力強化
・コラーゲン減少の抑制
・循環改善
たんぱく質修復
HSPの一番の効果がこのたんぱく質の修復です。
たんぱく質は傷つきやすく壊れやすい性質があり、からだのほとんどの物質はたんぱく質が構成しています。
そんな壊れたたんぱく質を修復するのがHSPであり、自己修復機能を高めてくれる作用があります。
また循環改善による筋肉の修復にもたんぱく質がとても関与し、疲労回復効果も期待されます。
免疫力強化
HSPは免疫機能のひとつであるNK細胞(ナチュラルキラー)を活性化させます。
白血球の中のリンパ球にありウイルスや細菌がからだの中に入ると一番に攻撃に向かう細胞です。
普段は体内でパトロールして健康を保っている細胞ですが体温低下などによる循環不良やストレス環境下で低下しますのでHSPはこのNK細胞を活性化してくれるので病気になりにくく強いからだを手に入れることが出来るのです。
コラーゲン減少の抑制と生成
からだの肌をや細胞を繋げているコラーゲンの分解を抑制してくれます。
またコラーゲンを生成するための働きを助けてくれます。
文字通り《美白の細胞》でありお肌の大敵である紫外線によるメラニンの生成を抑え、コラーゲンによる修復を手助けしてくれますのでお肌のとても効果が高いこともわかっています。
どうしたら増やせるのか
HSPは熱ストレス環境下により増加することがわかっています。そのほかにも運動や紫外線や加圧でも増えます。
もっとも簡単に増やすことが出来るのが熱ストレスによるお風呂ではないでしょうか!
一番HSPが増えるのは42度のお湯に10分間入浴することであり、41度なら15分、40度なら20分が目安です。
この時に体温が38度ぐらいまで上昇しますが、体温の1.5度〜2度を目安に上げてあげることが大切です。
また毎日この温度をしなくても週二回程度実戦出来れば効果が持続することもわかっています。
注意事項
お風呂に入る際はしっかりと水分を摂りましょう。
あまり慣れていない人が長い時間お風呂に入ると脱水がおきてしまいます。
また、冬場はお風呂による温度差で血管に負担がかかるヒートショックが起きて脳卒中や心筋梗塞になるのでこれも注意が必要です。
様々な効果が期待されているHSPですが冒頭でも書いた《冷えは万病の元》の通りからだを冷やさないことが何より大切であり、お風呂によるHSPを高めることがとても大切です。
現代人はストレス環境下で低体温の人が多いのでお風呂によるHSP効果で体温を上げてあげることが手軽にできる健康的なからだ作りの第一歩ではないでしょうか!
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