心不全
皆さん、こんにちは!
今回は「心不全」についてお話ししていきます!
心不全とは?
心臓のポンプ機能が悪くなり、働かなくなった状態のことです。
必要な量の血液が全身に送れなくなり肺や肝臓などに血液が滞って呼吸困難や動悸、疲労感など様々な症状が出てきます。
心不全は病気ではなく、心臓の機能が落ちたことによって起こる病気を一括りにしたことを言います。
心不全の種類
①左心不全、右心不全
心臓は「左心室」「左心房」「右心室」「右心房」と4つの部屋に分かれます。
「左心室」と「左心房」は血液を全身に送り出す役割、「右心室」と「右心房」は全身から戻ってくる血液を受け取る役割です。左室と左房をひとくくりにして左心系、右室と右房を右心系と言います。
左心不全では、充分な血液が送り出せなくなることで生じます。
こうなると、全身の臓器に充分な血液が行き渡らなくなるだけでなく、肺でも血流が滞り、肺うっ血したり、水が溜まったりします。この肺循環のうっ血が左心不全の特徴です。
もう1つの右心不全は、なんらかの原因で右室から肺に血液を送り出す力が弱まることで生じます。
こうなると、肺に送れなかった血液が右心系に滞り、全身から心臓に戻る静脈血も滞るようになります。
その結果、肝臓が腫れたり、腹水が溜まったり、頸静脈が腫れたり、手足がむくんだりします。この体循環系のうっ血が、右心不全の特徴です。
②急性心不全 慢性心不全
急性心不全は、心筋梗塞などが原因で発症することが多く、激しい呼吸困難など、いろいろな症状が急激に現われます。
心拍出量が大きく低下して血圧が維持できなくなり、ショック状態になります。
慢性心不全では、何度も急性心不全の発症を起こし、その都度入退院を繰り返します。
心不全は前兆というのがなく症状が出た時は進行してしまっている状態になっています。
なので、初期症状の段階(ちょっとした負荷で息切れ、息苦しさ)があればすぐに検査をしてみましょう!
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