経絡について~手の陽明大腸経

今回は前回の続き【正経十二経脈】の流れについてお話ししていきます!

 

今回書くのは

 

【手の陽明大腸経(ようめいだいちょう)】

 

大腸経の経穴は顔面、鼻、歯や咽喉の疾患、皮膚病、橈骨神経の知覚・運動障害の治療で用いられることが多いです!

 

【商陽(しょうよう)】

手の人差し指の爪の下親指側(右手なら左下)キワにあります。

 

肩の痛みや目の疲れ耳鳴り、歯の痛み(下の歯)などに効果があります。

 

【二間(じかん)】

人差し指の第二関節の内側(親指側)で指を曲げて出来るシワの端、ものもらい(めばちこ)に効くツボ

 

【三間(さんかん)】

人差し指の付け根の関節

手のひらと甲の皮膚の色が変わる際のライン

目の疲れ、歯痛、手背の腫れなどに効きます

 

【合谷(ごうこく)】

人差し指と親指の骨が交差するくぼみの部分、有名なツボですね。

緊張をとったり、肩、腕の筋肉などの張りの効果があります。

 

【陽谿(ようけい)】

手の甲を上にして手首の親指よりにあり、2本のすじの真ん中のくぼみ手首の痛み喉の痛みに効く

 

【偏歴(へんれき)】

親指を上にして手首のくぼみと肘の曲がりじわの先端を結んだ線の上、手首のくぼみから指4本分のところ

歯の痛み、腱鞘炎などに効きます。

 

【温溜(おんる)】

手の甲を上にして手首の中心と肘の中心を線で結んだ中間点よりやや手首より橈骨神経障害、手首の障害、頭痛など

 

【下廉(げれん)】

肘の外側の骨の出っ張りから3本分のとこ、顔面部の症状で頭痛、めまい・目の痛みなどで使用される

 

【上廉(じょうれん)】

下廉の指一本分下、頭痛につかわれ、消化器系(腹痛、下痢など)

呼吸器(胸痛、喘息など)に効きます

 

【手三里(てさんり)】

人差し指から肘を結んだ線上で肘から指3本の距離

これも有名ですね。

主に肩、首、腕のつかれや痺れ、精神的症状にも効果があります。

 

【曲池(きょくち)】

肘を曲げた時にできる横ジワの線上、肘の拘縮・疼痛だけでなく、全身の関節や皮膚の痛みなどに効く

 

【肘髎(ちゅうりょう)】

肘の外側の骨の前の固いところ、肘のこわばり痺れなどに効果的だ

 

【手五里(てごり)】

曲池の指3本分上にあります。

テニス肘や手の痺れなどに効果があります

 

【臂臑(ひじゅ)】

腕の付け根の三角筋の先端でやや内側、肩、首、腕に効果的です

 

【肩ぐう(けん)】

肩の先端で腕を真横に動かすとくぼみができるとこ

肩、首、腕に効果があります。

 

【巨骨(ここつ)】

鎖骨の外側と肩甲棘の間、手首、腕、腰のトラブルにつかいます。

 

【天鼎(てんてい)】

喉頭隆起(喉のコロコロした所)の外側の9センチ、更に下側の3センチの部分にあります。

喉の腫れ、寝違いなどに効果的です。

 

【扶突(ふとつ)】

喉頭隆起の指3本外側にあります。

喉の腫れや痛み、嚥下困難に使用されることがあります。

 

【禾髎(かりょう)】

唇と鼻をつなぐ真ん中の溝から、真横にたどり、小鼻の外側の縁から真下いきその交点、歯の痛みや三叉神経痛

 

【迎香(げいこう)】

小鼻の横にあるくぼみ、鼻づまりや鼻水を改善するツボで有名なです。

 

 

いかがでしたか?

今回はだいぶ長くなりましたが、以上が【手の陽明大腸経】でした。

 

 

主に呼吸器系(喉の痛み、鼻など)に効くツボでした。

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