経絡の流れ〜手の少陽三焦経①
今回は経絡の流れ【手の少陽三焦経】のお話しをしていきます!
【手の少陽三焦経】とは手の薬指から起こり、上肢の後ろ側を上り、肩、耳を通り眉毛で終わる流れです。
顔面、耳、目の疾患、肩、上肢の疾患などの治療に用いられます!
【関衝(かんしょう)】
薬指の爪の生え際の脇、小指側にあります。
めまいや吐き気、頭痛などに効果的です。
【液門(えきもん)】
手の甲側、薬指と小指との間で握りこぶしを作ったときにできる関節の出っ張りの間にあります。
自律神経に作用し、リラックス効果があります。
【中渚(ちゅうしょ)】
手の甲側の薬指の付け根の関節から少し下にいき凹みがある位置にあります。
めまいや立ちくらみ、耳鳴り、ストレスなどに効果的です。
【陽池(ようち)】
手首を反らした時にできるシワの中央にあります。
自律神経のバランスを調整し、血行を良くするので肩こりや肌荒れ、冷えなどに効果的です。
【外関(がいかん)】
手首を反らした時にできるシワの中央から肘に向かって指3本分のところにあります。
頭痛や疲れ、むくみやめまいなどに効果的です。
【支溝(しこう)】
手首の甲側のシワから肘に向かって指4本分のとこにあります。
頭痛、めまい、便秘に効果的です。
【会宗(えそう)】
手首の小指側に出っ張っている骨から肘に向かって指4本分のところにあります。
眼精疲労、肉離れ、更年期障害に効果的です。
【三陽絡(さんようらく)】
手首の甲側のシワの真ん中から肘に向かって指5本分の位置にあります。
腕のだるさや重さ、肘の痛み、また歯の痛み、発熱などに効果的です。
【四瀆(しとく)】
手の甲側にあり手首と肘を結んだ線の半分より肘側にあります。
前腕の痛み、歯の痛みなどに効果的です。
【天井(てんせい)】
肘の骨から親指の幅1本分上にあるくぼみにあります。
五十肩や肩から腕のだるさなどに効果的です。
【清冷淵(せいれいえん)】
肘から指3本上にあり、肘を伸ばした時に固くなる筋肉(上腕三頭筋)にあります。
腕のだるさ、肩の痛み、頭痛、寝違えなどに効果的です。
【消濼(しょうれき)】
上腕の後ろ側の真ん中にあります。
肩こりによる頭痛、寝違えに効果的です。
今回は以上になります!
続きはまた次回に書いていきます!