大腿骨頚部骨折

高齢者多い骨折【大腿骨頸部骨折】についてお話していきます!

 

【大腿骨頸部骨折】って?

 

太ももの骨(大腿骨)の付け根に近い部分の骨折です。

 

大腿骨は太い骨ですが、骨の1番上の部分が骨頭と呼ばれる球形の形をしていて、そのすぐ下の細くなっている部分を頸部とよびそこが骨折することです。

 

人で言うと頭と首の関係と同じです。

 

大腿骨頸部骨折には2種類あり

・大腿骨頸部内側骨折
(関節包内)

・大腿骨頸部外側骨折
(関節包外)

 

があります。

 

どちらも付け根の骨折ですが、関節包の内側、外側にあるだけで違いが出てきます。

 

基本的に関節は関節包という袋で覆われています。

 

関節包の外側は骨の表面に骨の栄養などを送るために骨膜があり折れた骨が癒合する時に重要な役割をしますので関節包外では回復がはやくなりますが、関節包内は骨膜がないため骨折すると癒合しにくいという特徴があります。(この状態を偽関節とよぶ)

 

 

また、関節包内には細い動脈「回旋動脈」とよばれる細い動脈で栄養されています。

 

この動脈が損傷を受けると血の流れがなくなるので、

骨頭の部分が壊死をおこして(骨頭壊死)、最悪の場合骨頭が潰れてしまい歩けなくなります。

 

【大腿骨頸部骨折】はなんでなるの?

 

一見折れそうにないですが、

「骨粗鬆症」で骨が脆くなった高齢者が転けたときの衝撃でなることが多いです。

 

若い方も大腿骨頸部骨折が起こりますが、交通事故や転落事故など大きな力が加わることがない限り起こらない骨折です。

 

 

【大腿骨頸部骨折】になると?

 

股関節の外側まで腫れが出てきて立つことが出来なくなり歩けなく日常生活に支障をきたすことがほとんどです。

 

骨折前にしっかり歩いていた方でも元の状態に戻ることは難しいとも言われていますし、歩けなくなることによって、寝たきりになり認知症になることも考えられます。

 

 

様々な問題が起きますが、中には骨折があっても歩けたりする場合もありますので見逃さないように注意が必要です。

 

高齢者は可動域や筋力低下、バランス機能の低下などが出てきて転倒リスクが高まりますので、少しでも運動して今の状態よりも悪くならないようにしたいですね!

 

 

ご家族様に歳を重ねた方がいらっしゃる場合、転倒には気をつけて一緒に散歩をするなど運動をしていただきましょう!

 

 

とも芦屋接骨院には実際に今よりも悪くならないようにしてほしいという高齢者の方が沢山こられています。

 

しっかりと運動していつまでも元気に過ごせるようにお手伝いします!

合わせて、姿勢をよくする骨盤矯正や産後のトラブルを改善する産後矯正

 

交通事故の治療もしておりますので

1度ご相談ください!!

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