スラップ損傷

今回は肩の怪我【スラップ損傷】についてお話ししていきます!

 

まず、肩関節について

 

肩関節は上腕骨頭(球状の部分)と、肩甲骨の関節窩(お皿の様な形)で構成されています。

 

関節窩の大きさは上腕骨頭の4分の1程度しかありませんが、肩関節は自由に動くことができ、大きな可動域が特徴です。

 

ただ、可動域が大きいが故に不安定性も大きくなってしまうので不利な点もあります。

 

関節窩の周りにはボンドのように付いている「関節唇」という軟骨があり、肩周りの筋肉と一緒に肩の安定性を高めています。

 

関節唇は大きく分けて

・前上方

・後上方

・前下方

・後下方

 

に分かれます。

【スラップ損傷】

上腕二頭筋腱と関節上腕靭帯に繋がっている上部が引っ張られる力や捻られる力が続くことによって関節唇が傷ついたり、断裂をしてしまうことをスラップ損傷といいます。

 

主にスポーツ選手に多く、ボールを投げるみたいに腕を上から下に振り下ろす動作が繰り返されることによってストレスがかかり発症しやすくなります。

 

よく言われる、「オーバーユース」使いすぎということですね。

 

あとは肩を直接強打(転倒や交通事故)でも発生します。

 

またスポーツ選手以外に一般の方でも日常生活の姿勢が悪いことがきっかけでなることがあります。

 

例えば、普段猫背の姿勢になっている人や頭だけ前に倒れてしまっている人は多いと思います。

 

本来頭の重さは背骨全部で支えますが、不良姿勢が続いてる人は首の骨だけで支えることになります。

 

そうするとずっと首や肩の筋肉は緊張している状態になるわけですからその状態で洗濯物を干す時や高いところから物を取る時などの動作が負担になり関節に過剰なストレスがかかり結果肩を痛めることに繋がります。

 

【スラップ損傷】になると

・肩が上がらなくなる

・筋力低下

・夜間痛や動作痛

 

などあります。

 

基本的には可動域をあげるリハビリや肩周りの筋肉を鍛えて関節の負担を減らす治療になりますが、ひどく関節唇が損傷してる場合は手術となることがあります。

 

当院でも肩の痛みに対して鍼治療やトレーニング、ストレッチなどをします。

 

姿勢が原因でなってる場合は姿勢矯正・骨盤矯正を行っていますので、お悩みの方は1度ご相談ください!

 

また産後のトラブルを改善する産後矯正、交通事故の治療も出来ますのでお問い合わせください!

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