パニック障害

最近よく耳にするパニック障害ですが女性にとても多く、男性に比べて女性の羅漢率は3倍にもなります。

 

身の回りにも悩みを抱えている人がいて、人には理解されにくい疾患であるので今回はそんなパニック障害について詳しく書いていきます。

パニック障害の症状

・動悸

・息切れ

・不安感

・ふるえ

・窒息感

・心臓の痛み

・からだの痺れ

・めまい

・離人感

・冷えのぼせ

 

 

これからの症状をパニック発作と言います。

 

発作が起きてから30〜1時間程度で収まりますがこのまま死んでしまいそうになるぐらい強い不安感に襲われたりします。

 

しかし病院で検査を受けても心臓や脳には全く異常はなく至って健康です。

 

また一度なると発作が収まっていた場合でもまたなるんじゃないかと言う《予期不安》やまた同じ場所に行くと発作が出てしまうんじゃないかと言う《広域不安》があります。

 

精神疾患との関係

 

精神疾患

・不安障害 ・性同一性障害

・摂食障害 ・統合失調症

・睡眠障害 ・うつ病

・人格障害

・せん妄

・認知症

 

 

これらの精神疾患の中の不安障害のひとつにパニック障害があります。

 

不安障害は

・パニック障害

・社会不安障害

・全般性不安障害

・恐怖症(高所恐怖症や先端恐怖症など)

 

 

に分類されます。

 

原因

脳内の神経伝達物質のひとつであるノルアドレナリンと言われる恐怖感や圧迫感を抑える神経の異常とセロトニンと呼ばれるノルアドレナの作用を調整しパニックを抑える作用がある神経のアンバランスによって起こります。

 

その原因にはストレス環境下、遺伝、疲労、カフェインやアルコールなどがあげられます。

 

現代社会においてストレスは誰でもあります。

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仕事でのプレッシャーや人の死などの喪失体験や育児や事故など様々あります。

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まじめな人ほど頑張りすぎてしまう傾向があり、その結果ストレスが増加してしまいからだや脳に負担がかかってしまいます。

 

またカフェインには覚醒作用があり心拍数を増加させ、脳内にあるアデノシンと言われるノルアドレナを抑える神経伝達物質と結びつきうまく働くことができずノルアドレナリンが多量に放出されアンバラスを生じパニック発作が出現します。

 

アデノシンの作用はノルアドレナの抑制に働くのですがカフェインとの結びつきによりノルアドレナを抑制することができなくなると言われています。その結果、不安や恐怖と言った感情が出てしまうのです。

 

対策

・食事療法

・暴露療法

・鍼灸

 

食事療法

パニック障害で特に大事になる栄養素は

・ビタミンB群

・必須アミノ酸

・ビタミンC

 

 

ビタミンB群が不足するとナイアシンが低下します。ナイアシンは脳内を活性化させる作用があり、糖質やたんぱく質からエネルギーを取り出す補酵素として働きます。

 

必須アミノ酸が不足するとトリプトファンが低下します。トリプトファンはセロトニンやメラトニンと言ったストレスや睡眠や気分の落ち込みなどに関わります。

 

ビタミンBの記事はこちら↓↓

パニック障害は上記で説明した通りセロトニンの関与がとても重要で低下すると恐怖感や圧迫感をコントロールするノルアドレナリンをうまく調整できません。

 

ビタミンCはストレスに関与する栄養素です。

 

ストレスへの抵抗力を増加させる副腎皮質ホルモンはビタミンCによって作られ不足するとストレスへの抵抗力がさがってしまいます。

 

ビタミンCの記事は↓↓

暴露療法

エクスポージャー療法と呼ばれており認知行動療法のことを言います。

 

それは自分が恐怖や苦手や不安によるパニック障害を引き起こす原因に対して自ら足を踏み入れる行動のことを言います。

 

これは自ら苦手な場所に飛び込むことによって克服をし恐怖へのチャレンジによってだんだんと慣らしていくことができ、その結果克服へと繋がります。

 

 

そして何より大事なことは周囲の理解と協力なくしてこの病気の完治は難しいです。

気持ちの問題》や《心が弱い》で片付けるのではなくまずは理解を得るためにしっかりと相談しましょう!

 

一歩ずつ進んでいき健康的なからだを目指しましょう!

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