経絡の流れ~【手の太陰肺経】
皆さんこんにちは!
以前、【東洋医学・経絡について】お話しさせていただきました!
今回は実際の【正経十二経脈】について書いていきます!
【正経十二経絡】とは身体に流れる「気」のルート(線路)ということを説明させていただきました!
その気が流れるルート上に「ツボ」があります。
身体の縦に沿って、流れていて基本的に五臓六腑を通ります。
五臓は
「肝・心・脾・肺・腎」の五つからなり「+心包」を加え六蔵となることもあります
六腑は
「胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦」のことを指します。
これから順番に説明していきます。
まず鎖骨から始まり腕の外側に流れ、手まで流れる経脈【手の太陰肺経】を説明します。
【手の太陰肺経】
「中附(ちゅうふ)」
鎖骨少し下に窪みがありそこから指一本分下になります。
主に呼吸の機能を高め、「咳」などの治療に用いられます。
【云門(うんもん)】
鎖骨の下の窪みにあります。
肩の痛みに効果的なツボで(例、五十肩など)肺の疾患、風邪などに有効です。
【天府(てんぷ)】
上腕の前外側、脇から肘に向かって指4本分のところにあります。
また簡単な探し方として、腕を顔に持っていき鼻先がつく辺りがちょうど天府になります。
主に腕のだるさ(上腕神経痛や五十肩)の治療に使います。
【俠白(きょうはく)】
上腕の力こぶが出るとこの外側になります。
腱鞘炎や手首の痛み、腕のだるさに効果的です。
【尺沢(しゃくたく)】
肘を曲げて出来るシワにあり、真ん中より少し外側にあります。
肘の痛みや肩、上腕のだるさに有効です。
【孔最(こうさい)】
肘を軽く曲げて出来るシワを外側へたどり、親指方向に向かって固い腱があり、そこから指3本分下に下がったとこにあります。
これもまた肩、腕の痛みだるさ・喉の痛みに効くツボです。
【列欠(れっけつ)】
手首の親指側の出っ張っている骨の一本分下にあります。
肩こり、頭痛、せきなどの緩和が期待出来ます。
【経渠(けいきょ)】
手首の脈をとる時にあるツボ。
腱鞘炎(ドケルバン病)や喘息・気管支炎の発熱に有効的です。
【太淵(たいえん)】
手の平を上に向け手首に出来る横のシワの1番外側(親指側)
脈を触れるところにあります。
息切れ、鼻水、咳、喘息などに対して使います。
【魚際(ぎょさい)】
親指の付け根の膨らみを親指の骨に沿って押していき痛みを感じる場所
肩こり、腕のだるさ、呼吸の働きをよくします。
【小商(しょうしょう)】
親指の爪の下(右手なら左下、左手は右下)
主に胸苦しさ、喘息、扁桃炎などに効果的です。
いかがでしたか?
喘息や咽頭炎や肺結核には尺沢がよく効き、痔には孔最が効きます。
中府などは喘息の頓挫に用いられ、魚際は母指痛を治す効果が高いです。列缺は頭痛や大胸筋の圧痛を取るのに効果的です。
以上が【手の太陰肺経】主に呼吸器系を楽にする効果があるツボなので、お悩みの方は手で気持ちいい程度に5~10秒程押してあげてください。
深く深呼吸がしやすくなります。
是非、試してみてください!
気になる方は一度とも芦屋接骨院にお越しください!
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