足がつる原因

夜中に足がつって痛い、運動後に足がつって痛いなど足がつって悩んでいる方は非常に多いです。

特にこの時期は足がつる人が多く、寝不足になる人もしばしば!

 

さて、今回はそんな足がつって悩んでいる方にそのメカニズムや対策を紹介していきます。

 

何故足がつるの?

足がつる(攣る)というのはいわゆる痙攣(けいれん)です。

医学用語では有痛性硬直性痙攣、別名(筋クランプ)と言い痛みの伴う筋肉のけいれんかりへです。

足の筋紡錘と腱紡錘と言う組織のアンバランスによって勝手に収縮してしまう現象のことを言います。

 

足がつる原因

1冷え
2水分不足(ミネラル)
3疲労
4運動不足
5内科的問題

 

 

があげられ特に多いのは冷えではないでしょうか。

 

特に高齢者になるほど多く、近年は若年者も増えているのが現状です。

 

冷え

男性より女性に多く、夏場はクーラーや扇風機で冷やすことにより起こり、冬場は寒さにより冷えで足がつります。

 

その他に食べ物や飲み物などで内臓が冷えてしまい循環が滞ってしまうこともあります。

 

夏場は冷たい飲料を一気に飲んだり、夏野菜は体を冷やす作用がありますね (トマト・なす・きゅうり・白菜)

 

しかし、白菜は鍋物などにもよく使われるのに体を冷やす作用があるのは意外な結果ですね。

 

それは白菜のできかたにあり、主に土の中で出来る野菜は体を温め、外に出来る野菜は体を冷やす作用があると言われています。

 

土の中に出来る野菜(にんじん・ねぎ・玉ねぎ)
土の外に出来る野菜(トマト・きゅうり・白菜)

 

後はアルコール等も関係があります。

 

 

水分不足

ミネラルとは何?ってなりますよね。

体を構成する五大栄養素の一つで、最近ではミネラルウォーターをよく見たり、飲んだりして馴染みやすくなりましたが実際どんなものか理解していない人が大勢だと思います

 

ミネラルとは(カルシウム・鉄分・亜鉛・マグネシウム)と数多くあります。

 

その中でも足がつることに関係があるのはカルシウムとマグネシウムです。

カルシウムは筋肉の収縮や興奮や神経伝達、マグネシウムは筋肉の収縮を助け、体内酸素を活性化させます。

 

これらのカルシウム、マグネシウムは相互作用で働きカルシウムは神経伝達や筋肉の興奮作用に働き、マグネシウムはカルシウムの代謝を助けします。

 

カルシウムは(乳製品・小魚・大根)
マグネシウムは(豆腐・わかめ・昆布)

 

それらが不足するとうまく筋肉を働かすことができなくなり結果足がつります。
マグネシウムとカルシウムのバラスンスは2:1が健康維持にベストです。

水分についてはこちら↓↓

 

疲労

体は疲労すると硬直し、その結果エネルギー供給が追いつかず筋肉をうまく動かせなく状態になります。

 

次に大量の発汗によって水分が失われ、同時にミネラルも失われます。

その結果、体の脳からの神経伝達や筋肉動かす為の作用がうまくいきません。

 

よく、運動直後にけいれんを起こし足がつる人を見かけますよね

 

運動不足はもちろんですが運動中に水分不足(ミネラル)になりけいれんを起こしてしまうのですが、その他に運動前からのミネラル不足の人が大半です

 

日頃の食生活でうまくミネラルの補給ができなかったり、風邪や体調不良、ストレス等により不足した状態のままで運動した結果、足がつります。

 

 

運動不足

運動不足だと筋肉は硬くなりスムーズに体を動かせなくなります。

その結果循環不良に陥りやすく、異常収縮が起こります。

 

 

内科的問題

大半の問題は上記の4つの問題ですがその中には頻繁に足がつったりする場合は重大な病気が引き金となっている場合があります。

 

・糖尿病
・閉塞性動脈硬化症
・腎疾患
・椎間板ヘルニア
・脳梗塞

 

糖尿病の合併症の一つに神経障害があります。

血糖値が高くなると抹消の毛細血管の血流が悪くなり神経伝達もうまくいかなくと言われています。

 

閉塞性動脈硬化症は下肢の血管が動脈硬化により血流が悪くなり循環不良に陥ります。

 

腎疾患は尿を生成する以外にも電解質(ミネラル)の調整にも関与し、電解質のバランスがうまく調整できないと体の中のミネラルが不足した結果足がつります。

 

これらの要因により足がつる(痙攣)のですが大事なことは

 

冷え
水分不足(ミネラル)
疲労
運動不足
内科的問題

 

特に上から四つが多くほとんどの問題は下肢の循環不良が原因です。

 

食生活や運動不足も要因の一つなので日頃からこまめに体を動かしたり、冷やしすぎないように心掛けるのも大切です。

 

特に食生活は栄養素の偏りをなくしミネラルを補給することにより予防もでき、体を温める食べ物等でしっかり対策を立てるようにしましょう。

 

汗をかきやすい人もスポーツに限らずに水分補給をし、不足した水分やミネラルを蓄えましょう。

 

補助程度にサプリメントや漢方薬等で補ってあげるのも一つです。

 

代表的な物は上記であげたカルシウムやマグネシウム、漢方薬で言うと芍薬甘草湯です。

 

不足しがちな栄養素をしっかりと取り、冷えをなくし健康なからだを目指しましょう

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