ぶん回し歩行とは
ぶん回し歩行とは、片麻痺などの神経障害により、麻痺側の足を外側に大きく振り回すように前に出す特徴的な歩行パターンを指します。
この歩行様式は、歩行の安全性を確保するための代償的な動きであり、必ずしも否定的に捉えるべきではありません。
ぶん回し歩行の特徴
- 遊脚時の外側への振り出し:麻痺側の足を外側に大きく振り回すように前に出す。
- 膝の過剰伸展または過剰屈曲:立脚中期に膝が過剰に伸びたり、逆に過剰に屈曲したりすることがある。
- 骨盤の挙上:麻痺側の骨盤が持ち上がる動きが見られる。
- エネルギー消費の増加:代償的な動きのため、通常よりも体力を消耗しやすくなる。
- 歩行速度の低下:左右の重心の動揺が増大し、結果として歩行速度が遅くなる傾向がある。
原因とメカニズム
1. 足の持ち上げ方の問題
麻痺により、足首の底背屈がうまくできない場合、つま先を外に向けて脚を伸ばした状態で外側に振り回して遊脚することがある。
2. 支える側の足や体幹の使い方
足を持ち上げにくい状態では、体を側方や後方に倒すことで、なんとか足を前に出そうとする。
3. 支え方の問題
麻痺側の足の支えが弱く、お尻が横や後ろに流れてしまうことで、ぶん回し歩行が助長される。
リハビリと改善アプローチ
1. 足の持ち上げ方の改善
足首の可動域を改善し、足を前に出す際の動きやタイミングを調整することで、ぶん回し歩行を改善できる。
2. 支える側の足や体幹の使い方の改善
体幹の安定性を高め、支える側の足の使い方を改善することで、ぶん回し歩行を減少させることができる。
3. 支え方の改善
麻痺側の足の支えを強化し、お尻の位置を安定させることで、ぶん回し歩行を防ぐことができる。
まとめ
ぶん回し歩行は、片麻痺などの神経障害により、麻痺側の足を外側に大きく振り回すように前に出す特徴的な歩行パターンです。
これは、歩行の安全性を確保するための代償的な動きであり、必ずしも否定的に捉えるべきではありません。
リハビリを通じて、足の持ち上げ方や支える側の足や体幹の使い方を改善することで、ぶん回し歩行を減少させることが可能です。
ぶん回し歩行を改善するためには、専門的なリハビリが必要です。
ご自身の状態に合わせた適切なリハビリを受けることをおすすめします。
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